町の中華屋が「短歌の聖地」に 40歳歌人店主の歩み

 短歌の世界で「聖地」と呼ばれる場所が、名古屋にある。そこは、半世紀近く続く、町の中華料理屋さん「平和園」。2代目店主の小坂井大輔さん(40)は、初の歌集「平和園に帰ろうよ」の重版が今年決まった。町中華の店主が、なぜ歌人に? そしてなぜ、そこが「聖地」になったのか。店を訪ねた。

 JR名古屋駅から徒歩5分。年季の入ったビルと新しいマンションが立ち並ぶ駅西銀座通商店街に、平和園はある。

 カウンターとテーブルあわせて約50席。奥に向かって細長い店内には、中華そばやチャーハンなど数十種類のメニューが書かれた札が下がっている。

 一見、短歌の「た」の字も見当たらない。

 「聖地なんて、誰が言い出した…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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