留学生向けの塾経営者、暗号資産でマネロンか 口座詐取の疑いで逮捕

華野優気

 他人名義で暗号資産(仮想通貨)の口座を開設したとして、大阪府警は12日、留学生向けの学習塾運営会社「名校ホールディングス」(東京都新宿区)代表取締役、豊原明容疑者(42)=東京都新宿区=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 府警によると、豊原容疑者が管理する他人名義の複数の暗号資産口座には、特殊詐欺やロマンス詐欺などの多額の被害金が振り込まれ、数千万円が暗号資産に交換されていたという。府警は豊原容疑者が詐欺事件の被害金を資金洗浄し、詐欺グループから手数料を得ていたとみている。

 発表では、豊原容疑者は昨年12月、府内の30代の男らと共謀し、男の名義で自身が取引する暗号資産の口座を申し込み、暗号資産交換業者から口座をだまし取った疑い。SNSで名義貸しを募り、男が応じたという。

 「名校ホールディングス」のグループ会社のホームページによると、同社は留学生向けの学習塾「名校志向塾」を運営。東京や大阪、京都のほか、中国や台湾などで事業を展開している。(華野優気)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment