異例の「遺体なき死体遺棄事件」 新型探知機を使っても

 千葉県印西市の会社員女性が行方不明になった事件で、県警は女性は小野理奈さん(32)と発表し、別の容疑で逮捕された別居中の夫の小野陽(あきら)容疑者(47)を理奈さんの遺体を遺棄したとして死体遺棄容疑で再逮捕した。ただ、遺体はなお見つかっていない。事件は「遺体なき死体遺棄事件」という異例の展開を迎えた。

 「娘が帰ってこない」。端緒は3月、小野容疑者と別居中の理奈さんが暮らす印西市の実家の家族からの行方不明者届の提出だった。

 県警は、理奈さんが使っていた車を成田市内で発見し、車内に理奈さんの血液が付着していたことから、事件性が高いと判断。その後も、理奈さん名義で小野容疑者が購入していた車や、小野容疑者宅から見つかった行方不明時の理奈さんの所持品から、本人の血液を確認。口座やカードの使用形跡がなく、交友関係者との接触がないことも確認された。

 捜査関係者によると、小野容疑…

2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment