異国で遭った空襲「今でも夢だと思う」 舞台劇、追悼集会で初披露

 敗戦まで約50回に及んだ大阪空襲で命を奪われた朝鮮半島出身の人たちを追悼する集会が12日、東大阪市で開かれる。異国の地で遭った空襲被害。当時11歳だった女性への聞き取りを元にした創作劇も上演される。

 集会は「大阪空襲78年朝鮮人犠牲者追悼集会実行委員会」が主催。一夜にして約4千人が犠牲になった「第1次大阪大空襲」から13日で78年となるのを機に開かれる。

 今回初披露される舞台劇は、大阪を拠点に活動する「劇団タルオルム」が手がけた。題名は「キャンパー」だ。

空襲で焼けた土地

 キャンプ初心者の女性は都会の喧騒(けんそう)から離れ、キャンプ場にたどり着く。

 そこは、かつて飛行場があり、空襲で焼けた土地。土の下には、戦争の傷痕が刻まれている場所だった。

 女性のすぐ隣にいた男性は「(幽霊)出ますよ」。

 男性が席をはずすと、少女がやってくる。かつて、故郷を離れ、戦争を生き抜いた少女だった――。

■「戦争で家族を失った痛みは…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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