病床逼迫の大阪府 大規模医療センターの中等症病床が運用開始

 大阪府は15日、大阪市内に整備した「大阪コロナ大規模医療・療養センター」で、中等症向け病床の運用を始めた。府内の軽症中等症病床の使用率は14日時点で117%を超えており、医療機関からの転院を受け入れることで、逼迫(ひっぱく)した状況を和らげたい考えだ。

 対象は、コロナ患者の受け入れ医療機関で症状が改善し、医師が院外での療養が可能と判断した、介護を必要としない患者。医師や看護師らが24時間常駐し、経口薬の投与など、治療や経過観察を行う。15日は30床で運用を始め、入所状況に応じて最大200床まで増やす。

 また、先月31日から利用者の受け入れを始めた軽症・無症状向けも15日、500床から800床に引き上げた。これまでの利用は3人にとどまり、14日午前0時時点では入所者はいない。府は原則40歳未満だった対象を60歳未満へと広げ、利用を呼びかける。(井上正一郎)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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