厚生労働省が昨年9月に実施した全国8311病院の調査で、震度6強以上を想定した基準を満たしていなかったり、耐震性が不明だったりする施設が24%に上ることが17日分かった。国は今年末までに病院全体の耐震化率を80%まで引き上げることを目指しており、早期改修を求めている。 調査の結果、「全ての建物に耐震性がある」と答えたのは76.0%の6318病院。18年の調査比で1.5ポイント上昇した。一方、「一部建物に耐震性がある」は633病院(7.6%)、「全建物に耐震性がない」は113病院(1.4%)、「耐震性が不明」としたのは1247病院(15.0%)だった。
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