コロナ禍で各地の花火大会が中止となる中、岐阜県大垣市長松町の花火製造会社「高木煙火」が、患者や医療従事者らを励まそうと、病院や福祉施設の近くで花火を打ち上げる「無料出前花火」を企画した。創業100周年事業の一環で、同社は「これまでの恩返しとして、感謝の気持ちを全国に届けたい」と、依頼を募っている。
高木煙火は1921(大正10)年創業で、現在は大垣市唯一の花火メーカー。県内外で開かれる花火大会やイベントで花火の製造や打ち上げを手掛けてきた。
しかし、新型コロナの感染拡大で催しの中止が相次ぎ、昨年の売り上げは例年より9割以上落ち込んだ。昨年は新型コロナ終息を願う事前告知無しの打ち上げを実施したほか、大垣市のふるさと納税返礼品としてプライベート花火の打ち上げなどにも取り組んだ。
今年3月、同社会長の高木利…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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