三重県南伊勢町の町立南伊勢病院で会計担当だった元主査(38)=6月28日付で懲戒免職=が診療費など多額の横領をしていた問題で、町は1日、被害は当初見込みより約1300万円増えて総額1億6790万円だったとする内部調査結果を発表した。上村久仁町長、副町長、教育長の3人と、病院長ら元上司8人を減給などとする懲戒処分も明らかにした。
町によると、元主査は病院に勤務していた2019年度から今年5月にかけて、患者から病院へ支払われた診療費を金融機関に入金せずに着服したり、病院が管理していた預金口座から引き出したりする手口で横領した疑いがある。調査の結果、被害額は当初の見込み1億5千万円から増えて1億5540万円となった。
また町上下水道課に在籍していた17年4月~19年3月、架空の支出決議書を作り、町から不正に出金させる手口で横領していたが、調査の結果、当初の見込み500万円から増えて1250万円となった。
この問題は今年5月、昨年度…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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