痛部屋に忍者部屋、壁には効果音も オタク愛あふれるゲストハウス

 漫画やアニメへの愛を詰め込んだゲストハウスが岡山県玉野市にある。東日本大震災を機に自分の「好き」を追い求めた女性が、6年前に開業した「オタクによる、オタクのためのゲストハウス」。今、国内外から人々が集まり交流を重ねている。

 同市の宇野港のフェリー乗り場前に建つ築100年以上の木造2階建て。かつて地元民に愛された割烹(かっぽう)旅館「魚伊旅館」だった建物は今、ゲストハウス「UOI(うおい)」(同市築港1丁目)として人びとを迎え入れている。

 ファンにはたまらない仕掛けが満載だ。入り口手前の壁には、漫画の背景画のような「ゴゴゴ」や「ドドド」などの効果音があしらってある。利用客の記念撮影スポットとして人気だ。

 客室も、アニメキャラクターの大量のぬいぐるみやポスターを楽しめる「痛部屋の個室」や、手裏剣型の飾りや忍者のコスプレ衣装が配置してある「忍者の個室」などがある。

 館内には他にも、県出身の漫画作家、岸本斉史(まさし)さんの作品「NARUTO―ナルト―」など約400冊を置いたコーナーがあったり、キャラクターのフィギュアなどがずらりと並んだりしている。キャラの置物や手書きの絵も所々に飾られている。

東日本大震災の被災者であるオーナーが、ゲストハウスに込めた思いとは

 元割烹旅館ということもあり…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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