米田怜央 渡辺杏果
岐阜市の陸上自衛隊射撃場で起きた銃撃事件から14日で1カ月。逮捕された自衛官候補生の男(18)は、なぜ犯行に及んだのか。友人らは真相解明を願っている。
入隊よろこんでいた友 「彼と話ができるなら…」
「ショックでした」。岐阜県内の男性(18)は容疑者の男が高校時代の親友だと知った時のことを振り返る。「当時の彼はクラスみんなと仲がよく、仲間内でムードメーカーのような存在でした」。銃撃事件と結びつくような性格ではなかったという。
初めての出会いは小学校のころ。中学校も同じだったが、男は不登校気味だったという。交流はほぼなく、「暗く少し変わった人」との印象だったという。いつしか中学を転校していた。
進学先の岐阜県の高校で再会を果たす。雰囲気の変わりように驚いた。かつて目元まであった髪は整えられ、快活さが印象的だった。
2人とも放送部に入り、親交…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル