札幌市が発祥の家具大手のニトリホールディングスの似鳥昭雄会長(78)が4日、札幌市内であった「北海道経営未来塾」で講演した。発達障害で学校の落ちこぼれだった子ども時代のエピソードを披露し、「短所はわかりやすいが、人間の長所は本人もわかっていないことが多い」と説明。部署を変えて色々な仕事を覚えてもらう「配転教育」で社員の隠れた長所探しを心がけていると述べた。
似鳥氏は1967年、札幌市で家具店を創業。事業領域をどんどん拡大させて、今では国内外に942店、売上高は9630億円(2022年度見込み)の大企業に成長させた。
似鳥氏は「小学校4年生まで自分の名前を漢字で書けなくて、先生の言っていることも全然わからなかった」。多動性で落ち着きがなく、今も「人との会話が下手」と明かした。最近になって発達障害のADHD(注意欠如・多動症)だとわかったという。
そんな似鳥氏が大企業をつく…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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