兵庫県姫路市出身の哲学者、和辻哲郎を顕彰するため同市が設けた「和辻哲郎文化賞」の第32回受賞作が3日、発表された。文化などに関する著作が対象の一般部門は、前日本銀行総裁の白川方明(まさあき)さん(70)=東京都文京区=の「中央銀行 セントラルバンカーの経験した39年」(東洋経済新報社)、哲学や倫理学などに関する論文が対象の学術部門は、神戸大学大学院専任講師の松井裕美さん(34)=神戸市=の「キュビスム芸術史 20世紀西洋美術と新しい〈現実〉」(名古屋大学出版会)が選ばれた。授賞式は3月1日。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル