白昼の住宅街に響いた発砲音 住民駆けつけ、手足を止血

 兵庫県尼崎市の住宅街で3日午前、男性2人が撃たれて重傷を負った事件は、40代ぐらいの2人が現場から逃走し、県警は暴力団の抗争の可能性があるとみて捜査を始めた。

 現場は、JR神戸線立花駅から西に約800メートルのマンションや民家、店舗が立ち並ぶ地域。約1年前には南東へ約3キロの阪神尼崎駅近くの繁華街でも、特定抗争指定暴力団・神戸山口組幹部が自動小銃で射殺される事件が起きたばかりだった。

 近くのマンションに住む女性は、木の板を地面に打ち付けたような乾いた音を2回ほど聞いた。ベランダに出ると、さらに数回響き、とっさにしゃがむと「うわぁっ」と叫ぶ男性の声が聞こえたという。

 ベランダから路上を見ると、黒っぽい服を着た男が立花駅の方向へ走り去った。横たわった男性とそばに立つ別の男性がけがをしていた。タオル4枚を持って駆けつけ、足や手を止血したという。「びっくりして震えがとまらなかった」と振り返った。

 同じマンションに住む男性も、…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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