皇居・御所で23日に行われた天皇陛下とバイデン米大統領の会見。約30分の会見で話題は日米関係から新型コロナ、東日本大震災など多岐にわたった。さらに、陛下が自身や皇后雅子さまの米国との関わりについて紹介すると……。和やかで打ち解けた雰囲気のなか、バイデン氏が驚いたこととは。
お二人の対面は、陛下が皇太子時代の2013年12月に、副大統領として来日したバイデン氏と東宮御所で面会して以来。今回は天皇、皇后両陛下のお住まいである御所で行われた。
「Hello」
午前10時過ぎ、御所の車寄せに到着したバイデン氏は、出迎えた陛下に笑顔で歩み寄ってあいさつした。互いに「再びお会いできてうれしく思います」と言葉を交わし、身ぶり手ぶりを交えて会話。笑い声が起きる場面もあった。
続いて御所の小広間へ。陛下が「多忙な滞在日程の中で最初に御所にお越し下さり感謝します」と伝えると、バイデン氏は「御所にお招きいただき、光栄に思います」と応じた。さらに昨年7月、陛下と会見した妻のジルさんに触れ、「ジルは、昨年の訪日は大変すばらしかったと今でも話しています」と紹介した。
日米関係について、バイデン氏が「日本とは大変強い絆があり、アジア太平洋地域において日本は最も重要なパートナーです」と述べると、陛下は「今回の大統領の訪日により、日米両国の友好親善関係がさらに増進することを願っています」と伝えた。
「それではボストンなまりですか」ユーモラスなやりとり
陛下は新型コロナの話題に言…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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