青森県八戸市内や上十三保健所管内で、おなかなどの皮膚にかゆみやみみず腫れの症状を訴える患者が約130人に上っている。患者の多くが加熱されていないシラウオを食べており、県は寄生虫に感染した可能性があるとして、注意を呼びかけている。
県保健衛生課によると、9月下旬~今月下旬の2カ月間で、約130人が同様の症状を訴えて医療機関を受診。患者は主に50~70代で、いずれも軽症という。「これだけの症例が一度に報告されるのは珍しい」(同課)と言う。
このうち1人の患者から淡水魚などに寄生する顎口虫(がくこうちゅう)の幼虫が検出された。今のところシラウオから顎口虫を確認したという情報はないものの、県はこの寄生虫に感染した恐れがあるとみる。
顎口虫の幼虫は体長2ミリほ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル