盗まれた戦メリのポスター、手紙と戻る「代理でお返し」

 東京・新宿の映画館「新宿武蔵野館」で展示中に盗まれた大島渚監督の代表作「戦場のメリークリスマス」(1983年)の公開当時の海外版オリジナルポスターが18日、無事に返ってきた。配給会社アンプラグドが発表した。

 同社によると18日、新宿武蔵野館に差出人不明の郵送で届いたという。同封されていた手紙には「ある映画ファンより」として、「盗んだ本人から『10万円で買わないか』と持ち掛けられましたが断りました。その後、報道を見て驚きました。盗んだ本人をいさめて返すように説得して、本人が『警察に届けられるのが怖いので、お前から返してくれ』というので代理でお返しします」などと書かれていたという。

 ポスターは15日午前、新宿武蔵野館のロビーで盗まれた。大島渚プロダクションが所有する「戦場のメリークリスマス」の場面写真を用いた貴重な海外版ポスターで、ニュージーランドでの公開当時のものとみられるという。警察にも被害届を出し、情報提供を呼びかけていた。

 新宿武蔵野館では4月から始ま…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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