8月に盗難が分かった埼玉県加須市、栃木県栃木市、群馬県板倉町が接する「3県境」を示すプレートが復元され、29日、元々あった場所に設置された。盗難がニュースになってから訪れる人が増えたが、「2代目」のお目見えで、さらに注目が集まりそうだ。
3市町の境界が確定したのは2016年。それを記念し、地元住民らも協力して観光スポット「3県境」が誕生した。その中心にあった直径約8センチの真鍮(しんちゅう)製プレートが今年8月、なくなった。すぐにプレートを製造した測量用材メーカー「カクマル」(福岡市)、設置した測量会社「藤成(とうせい)測量」(栃木市)が、無償で再設置を申し出た。この日、両社に感謝状が贈られた。
新プレートは大橋良一・加須市長、大川秀子・栃木市長、栗原実・板倉町長の手で基準点に打たれた杭に設置された。あいさつで3首長は、災い転じて市町や関係する人々の絆が強まったことをアピールした。
そうしたなか、大橋市長は報道陣の数に驚き、「3県境の注目度の高さを再認識した」と発言。そして大川市長、栗原町長の方を向いて、「レプリカをつくって、ふるさと納税に活用しませんか」という提案まで飛び出した。
そんな和やかな雰囲気の中で…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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