10日午後2時40分ごろ、埼玉県和光市白子2丁目のマンション駐車場に止まっていた軽自動車内から性別不明の1人の遺体が見つかった。捜査関係者によると、車は東京都内の食品関係会社から盗まれたもので、遺体は布のようなものに包まれて足だけが見える状態だったという。中年男性の可能性があり、県警は死体遺棄事件の疑いがあるとみて捜査を始めた。
朝霞署によると、同日午前10時25分ごろ、このマンションに住む50代男性から「マンションの駐車場内に不審な軽自動車が1週間くらい止まっている」などと署に通報があり、駆けつけた署員が遺体を見つけた。捜査関係者によると、死後数日は経過しているとみられるという。
現場は東武東上線の和光市駅から南東に1キロ余りの幹線道路近く。東京都との境界まで300メートルほどの場所だ。
このマンションに住む70代の男性は数日前、駐車場の一番奥に普段は見かけない軽自動車が止まっているのに気づいた。10日の昼過ぎには警察官が次々に集まったといい、「十数人ほどでブルーシートをかけるなどして車を調べていた。ばたばたしていた」。午後7時半ごろにはシートに覆われた軽自動車がレッカー車にひかれ、朝霞署に運び込まれた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル