盛岡名物と言えば「福田パン」 CM作った作家の光と闇

 愛らしい人形がパンをこね、にっこりほほえむ。地元のソウルフードとして愛されている「福田パン」(盛岡市)の創業70周年記念で制作されたCM。編集と色調補正を担当したのが、盛岡出身で今は横浜で暮らす小野ハナ(33)だ。

 どこか親しみのあるフェルト人形は夫・当真一茂(31)が担当。2人の創作ユニット「UchuPeople(うちゅーぴーぽー)」としてCM作りに携わった。「当真と一緒だからできる表現がある」

 小野が得意としているのは、繊細なタッチで描くドローイングだ。2人はそれぞれの分野を生かしながら、アニメ制作に取り組んでいる。これまでにドラッグストアチェーンの薬王堂(矢巾町)のCMや、アニメ番組「ポプテピピック」に挿入されるミニエピソードの一部を作った。番組は2018年に「TOKYO MX」などで放映され、「ネット流行語100 2018」の年間大賞に選ばれた。

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 小野は個人としても活動している。夫と手がけるポップな作風とは一転、テーマにしているのが人間の闇の部分だ。

 09年に岩手大の芸術文化課程…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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