白石昌幸
大分市の高崎山自然動物園で今年最初の赤ちゃんザルが確認された1日、職員や来園者からは祝福の声が相次いだ。世界平和を願って「ピース」と名付けられた赤ちゃんはオスで、健康状態も良好という。
同園によると、1日朝、山から下りてきた母ザルにしがみついている赤ちゃんザルをスタッフが確認。母ザルはC群の「ネウタ」(23歳)で、ピースは第9子にあたる。名前は3月19日から公募し、計788件のうち最多の51件だった「ピース」に決まった。
母親のネウタは、餌やりの際も端の方に座っているようなおとなしい性格で、来園者も近づいて赤ちゃんザルを見ることができる。福岡県行橋市から家族で来園した湯山真帆さん(5)は「お母さんザルにしっかりつかまっていて可愛かった」と笑顔を見せていた。
母子ザルが所属するC群は、おおむね午前9時~午後1時半に同園のサル寄せ場に滞在するという。ガイドの木本智さん(53)は「ピース君は目がぱっちりしていて、可愛らしい姿に癒やされます。ゴールデンウィークにたくさんのお客さんに見ていただきたい」と話す。(白石昌幸)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル