目が見えない私、いつもと違ったバス 30分間の小旅行

 浦和駅西口からバスが発車すると、運転手が最初の停車地を告げた。「次は市民会館入り口です」

 あちゃー、乗り間違えちゃった。自宅に帰ろうとしていた桜井洋子さん(64)は弱った。目が見えないので、知らないバス停で降りてしまうと、ひとりでは戻れない。

 バスはどこを走っていくのだろう。

 日曜のこの日、友人が駅前の…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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