目の前には大学受験、でも今は ハワイで見つけたやりたいこと

 「機械のことをもっと学びたい」。今年3月、国際的なロボット競技会「FRC」のハワイ大会に出て、現高校2年の小川直人さん(17)はそう思うようになった。8月にはドローン作りの本を買った。部品を買い集め、放課後に学校の物理室で、少しずつ組み立てをしている。

 ゲームが好きで、趣味でプレー動画の編集などをしていた。FRCに挑戦するチーム「サクラテンペスタ」に入ったのは昨年5月。メンバーの1人が同級生で、国際大会への出場やイベント運営などの活動内容に興味を引かれた。

 国際的なロボット競技会「FRC」で学べることは、ロボットづくりだけではありません。世界に挑む中高生チーム「サクラテンペスタ」の姿を4回に渡って伝えます。今回はその3回目です。

 入ってみると、大人の力をほとんど借りずに、自分たちでワークショップやイベントを運営していた。メンバーにはモーターにやたら詳しい人や設計にたけている人など、学校では出会わない人がいた。「おもしろい」。そう感じた。

 ただ、目前には大学受験があ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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