目撃者証言「白い車が焦げていた」 千葉県大多喜町の死体遺棄事件

宮坂奈津 マハール有仁州

 千葉県大多喜町の林道近くで7日、焼けた乗用車の中に身元不明の男性の遺体が見つかった死体遺棄事件で、目撃者が「白色の車だった」と話していることが分かった。勝浦署は男性の身元の特定を急ぐとともに、車の関係者の割り出しを進めている。

 車が発見されたのは、上総中野駅から南西に5キロほど離れた山林の林道脇の斜面。周りは杉の木や葉が焼けて黒くなっており、現場にはガラスの破片や金属の塊、ワイヤなどが散乱していた。7日昼ごろに現場を訪れた近所の60代男性は「白い車が焦げているのを見た」と話した。

 捜査関係者によると、焼けた車はベトナム人が関係しているという情報もあるという。捜査1課によると、遺体は20~40代の男性で複数の骨が折れていた。損傷が激しく、死因は不詳で、車が焼けたときには死亡していたとみられる。遺体は車内の運転席ではない場所にあった。

 近くに住む60代女性は「ここは房総の秘境のような場所。夜は街灯もない道でイノシシなどもいる。普段は一切使わない。静かなところで起きた怖い事件なので、早く解決してほしい」と話した。(宮坂奈津、マハール有仁州)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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