目標値1240倍のPFAS検出、住民は健診を要望 岡山・吉備中央

 岡山県は10日、同県吉備中央町の沢の水から、健康への影響が懸念される有機フッ素化合物(総称PFAS)が国の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)の1240倍にあたる濃度で検出されたと発表した。

 昨年に同町の円城浄水場で目標値の28倍の濃度のPFASが検出されたが、町が対応していなかったことが今年10月に発覚。町が給水地域の約1千人に水道水を飲まないように告知し、県が取水源となっているダムの上流の沢を調査したところ、6万2千ナノグラムの濃度のPFASが検出されたという。

 県によると、近くの資材置き場には、2008年ごろから使用済みの活性炭が入ったフレコンバッグ約300袋が置かれており、一部から最大320ナノグラムのPFASが検出された。県は浄水場の問題との関連を慎重に調べている。

フレコンバッグが野ざらしだった場所は

 県は10月、浄水場が取水源…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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