東京・目黒区に住んでいた5歳の女の子を虐待し死亡させた罪に問われた母親の裁判員裁判で、母親は「私と夫が娘を追い込んだとしか思えない」などと当時の状況を説明しました。
船戸優里被告(27)は長女の結愛ちゃん(当時5)に十分な食事を与えなかったり、夫の雄大被告(34)の暴行で極度に衰弱した結愛ちゃんを病院に連れて行かず、2018年3月に死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。9月6日の公判では、前日に引き続き、被告本人への質問が行われました。検察官から「結愛ちゃんの体にあった複数のあざや傷を見て、夫の暴力だと思わなかったのか」と問われると、優里被告は「私は母親なので、知らなかったでは済まされないと今は思う」と述べました。
被告人質問では、結愛ちゃんが「おねがい ゆるして」などと書いたノートやメモについても話が及びました。検察官が「結愛ちゃんがこんな手紙を書かないといけないほど追い込んでいたという自覚はあったか」と尋ねると、優里被告は「私と雄大が結愛を追い込んでいたとしか思えない」と証言しました。また、証人尋問で優里被告の父親が法廷に立ち、「被告が苦しんでいるのを気付かなかったのは私たちも同罪だと思う」と、後悔の気持ちを話しました。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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