直前のためらい、半生思い犯行へ 青葉被告が秋葉原事件への共鳴も

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光墨祥吾 関ゆみん

 36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人など五つの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判の第6回公判は14日、京都地裁で被告人質問が続いた。秋葉原無差別殺傷事件への思いや、事件当日、一度はためらいながら犯行に及んだ経緯を詳述した。

 青葉被告は派遣の仕事を転々とした自身の境遇を、08年に秋葉原事件を起こした加藤智大(ともひろ)元死刑囚に重ねていたという。「共感というか、他人事とは思えなかった」

 京アニ事件の1カ月前、大宮駅(さいたま市)で無差別殺傷を計画し、包丁6本を購入したのも秋葉原事件を参考にしたという。断念したが、包丁を京都に持参したのは「秋葉原事件に対しての思いが多少あった」と説明。「ガソリンをまいた後、(放火を)止められたら使う想定だった」と述べた。

■車窓を眺め、よぎった記憶…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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