本来は直進が認められている兵庫県内の県道交差点の路面に、直進禁止と誤って標示されていることが県警関係者への取材で分かった。標示は約15年前から誤っていた可能性がある。県警は6月、この交差点を直進した2人に違反切符を切っていたという。県警は県内全域の規制標示について、同様の誤りがないか調査を始めた。
標示の誤りが見つかったのは同県加古川市加古川町寺家町の小門口南交差点。3車線の一番右の車線に、右折を指示する白い矢印が書かれ、直進や左折はできないようになっている。県警は6月、車で直進した運転者2人に、道路交通法の指定通行区分違反として違反切符(点数1、反則金6千円)を交付した。
ところが7月、市民から「直進はできないのか」と問い合わせがあり、県警が規制内容を定めた文書を確認したところ、県公安委員会が2004年に「直進と右折が可能」との内容で承認していたことがわかった。標識や路面の標示は、県公安委員会が認めて効力が発生する。
誤標示に気付いた県警が調べた…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル