ケーブルカーの駅まで続く参道には先導師宿や茶店が並び、石段を歩けば気分は江戸庶民。さあ、大山詣(おおやままい)りに出かけよう。
標高1251メートルとさほど高くない大山(おおやま)だが、よく雲に覆われるため、古くから雨乞い信仰の地だった。関東平野の西、富士山の手前に三角形にとがった姿は、相模湾を行き交う船には灯台代わり。江戸時代には年間20万人が「大山詣(まい)り」に繰り出した。
それから250年。中腹の大山…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル