東京や大阪の大手百貨店が消費税の申告漏れを指摘されるケースが相次いでいる。焦点となっているのが「免税販売」。国税局はどこに着目して調査しているのか――。
化粧品などの免税販売をめぐり、近鉄百貨店(本店・大阪市)が2022年2月期までの4年間に約7億円の消費税の申告漏れを大阪国税局から指摘された。転売目的など、免税要件を満たさない外国人客への販売があったとされる。
大阪市阿倍野区にある近鉄百貨店「あべのハルカス本店」。22年ごろまではコロナ禍で訪日客が激減していたが、化粧品売り場には当時も中国人客らが行列を作っていた。国税局の調査では、多くが免税の上限となる50万円に近い49万円分の高級化粧品を大量購入したことが確認されたという。中には、売り場に台車を持ち込んで商品を運び出す客もいたとされる。
浮かんだ不自然な購入実態
大量購入を済ませると、免税…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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