増え続ける児童虐待に対応するため、東京都が新年度、地域で一義的な相談支援を担う区市町村の「子供家庭支援センター(子家セン)」の機能強化を図る。都児童相談所(児相)が把握した虐待情報を、警察とリアルタイムで共有する新たなシステムも導入する方針だ。
都福祉局によると、児相への虐待相談は増加傾向にあり、2022年度は2万1094件で、5年前(1万4008件)の約1・5倍に。児童福祉司一人あたりの対応件数は50件に上っている。
都は機能強化事業費として、新年度予算案に計約11億円を計上。子家センの職員を増やしたり、専門性向上を図ったりする区市町村に必要経費を全額補助する。子家センの新任職員には、都が研修を直接実施するという。
また、児相と警察がリアルタ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル