相次ぐ飛び込み、橋も封鎖… 阪神優勝の夜、厳戒態勢の道頓堀は

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西晃奈 田添聖史 三浦淳 玉置太郎

 阪神タイガースのリーグ優勝が決まった14日夜、ファンの「聖地」とも言われる道頓堀・戎(えびす)橋(大阪市中央区)には大勢の人が集まり、歓声を上げた。雑踏事故を防ぐため、府警は約1300人態勢で警戒に臨んだが、道頓堀川に飛び込む人も相次いだ。あの夜、何があったのか。

過去には飛び込みで死亡事案も

 14日、グリコの大看板で知られる戎橋には、午後6時の試合開始前からユニホーム姿のファンや若者らが集まり始めた。友人と訪れた市内の男子大学生(20)は「せっかくのお祭りなんで。やじ馬で見にきた」。

 戎橋周辺では2003年の阪神優勝時、約5300人が道頓堀川に飛び込み、死亡事案も発生。05年の優勝時は防止壁が設けられたが、55人が飛び込んでいた。

 18年ぶりの今回、横山英幸・大阪市長も14日の定例会見で「道頓堀川への飛び込みは命の危険を伴う非常に危険な行為。絶対にやめていただきたい」とクギを刺した。

 戎橋は現在、欄干の外側に遊歩道へ下りるスロープが設けられ、橋から川へ飛び込もうとすると、ここへ立ち入る必要がある。府警は今回、このスロープを封鎖する対策をとった。

 さらに、戎橋そばの御堂筋からの視界を遮断する幕を設置し、周辺には「飛び込み危険」と記した4カ国語の注意書きも掲示。群衆を誘導する「DJポリス」も数カ所に配置し、人の滞留防止にあたった。

 それでも試合が始まると、戎…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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