相談員の居場所にも…ネット上の子ども声かけ事業、資金難で終了へ

 子どもを支援する「NPO法人こどもソーシャルワークセンター」(滋賀県大津市)の「アウトリーチ事業」が今年度で終わろうとしている。SNS上で困っている子どもを見つけ、こちら側から積極的に声をかける事業だ。子どもが抱える問題の解決につながったこともある。事業終了の理由は資金難。センターの関係者は、事業が必要だとの思いを募らせている。(鈴木洋和)

「そっか、そっか」「ありゃーん」 言葉遣いも工夫

 こどもソーシャルワークセンターは虐待や貧困、いじめ、不登校などに苦しむ子どもを支援している。活動は、自宅や学校以外の居場所づくり、子ども食堂など。2020年4月から2年間は、20歳前後の若い相談員による「アウトリーチ事業」にも力を入れた。

 アウトリーチ事業では、困っている子どもたちに手を伸ばす。方法はネットと対面の2通り。ネットでは相談員が午後10時から翌朝までツイッターLINEのオープンチャット、ヤフー知恵袋などを閲覧する。

 「親に殴られる」「死にたい…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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