看護実習生6人にわいせつ、県立病院の看護師を処分

 千葉県病院局は7日、看護実習生だった女性6人にわいせつな行為をしたとして、県立病院に勤務する主任看護師の40代男性を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とし、発表した。

 病院局によると、男性は3月9日午前0~3時ごろ、病院で看護実習を受けた看護学校の卒業生や教員ら計19人と県外のカラオケ店でした懇親会で、20~30代の女性卒業生6人に対し、衣服を引っ張って胸をのぞいたり尻をもんだり、手の指をなめ、太ももや肩を触るわいせつな行為を繰り返したという。女性たちが教員に訴えて問題が発覚した。

 女性6人以外の卒業生4人はわいせつ行為を目撃していたが、教員2人は見ていなかった。男性は問題発覚後に実習担当を外れたが勤務を続けており、病院局の聞き取りに「酔っていて、わいせつ行為をしたか覚えていない」と話しているという。

 女性たちは「後輩たちが同じ目に遭わないよう環境を改善するため、しっかり処分してほしい」と話しているという。

 病院局は男性への処分は組織内にとどめ、刑事告訴はしない考えだ。刑事告訴しない理由について病院局の滝口弘経営管理課長は「県として処分すれば問題はない」と話している。(上田雅文)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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