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北海道では日に日に医療現場が逼迫(ひっぱく)しています。番組では最前線にいる看護師を取材しました。すると、第1波や2波の時と「大きく違う点」が見えてきました。 北海道の帰国者・接触者相談センターに勤務する看護師。
北海道の帰国者・接触者相談センターに勤務、看護師:「第1波、第2波の時は『私はコロナだと思います』という相談が多くて、なのに『なぜPCR検査を受けられないんですか』と、そういう相談が多くて苦労したんですけども、今回はコロナだと言ってしまった時の影響を考えてPCR検査を受けたくないと言う人も現実には今回の第3波では出てるかなと思います」
今月に入り、毎日100件以上の電話相談を受けているという看護師。第1波、第2波と違う点がもう一つあるといいます。
北海道の帰国者・接触者相談センターに勤務、看護師:「第1波、第2波と違ってすごく症状が軽いなと思っています。本当に症状は普通の風邪のような症状なんですよね。症状を聞いて、やはりコロナの疑いが考えられるのでとご説明すると『え?これでコロナなんですか?』と。感覚的にですけど、70%くらい驚かれますね」
症状が軽い感染者が多いことから無症状で無自覚の感染者も増えているのではないか。この看護師は危機感を募らせています。
北海道の帰国者・接触者相談センターに勤務、看護師:「(感染者の)数字の増え方を見ていると医療機関がやっぱりパンクしてしまうんじゃないかというのを一番、恐れていて。たくさんの患者さんがワーっと来てしまったら、対応できる医療者の数も検査のキットとか感染対策の予防具とか色んな物が足りなくなってしまう。医療崩壊というのは入院の必要な人のベッドがなくなるってことだけじゃなくて、本当に必要な人が治療を受けられなくなるということが一番だと思うので。医療機関の負担が本当に心配になります」
23日も200人を超える感染者が確認された北海道。とにかく、今、感染を防ぐ行動を取ってほしい。看護師はそう訴えています。
北海道の帰国者・接触者相談センターに勤務、看護師:「もしかして掛かる病院がない。そういう状況になるってことをちょっと想像しながら、それよりも本当に今しなきゃいけないことが大事なことなのかということを1回、立ち止まって考えてもらったら感染が減るとまではいかなくても、この時期を少しでも早く乗り切れるのかなと思っています」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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