看護職員が患者に暴行した疑い 沼津市の精神科病院、静岡県が調査

 静岡県沼津市市道町の精神科病院「沼津ふれあいホスピタル」で、男性看護職員2人がそれぞれ別の患者に暴力行為をした疑いがあり、県は精神保健福祉法に基づき、病院への立ち入り調査に入った。県が21日、取材に対して明らかにした。県警も暴行容疑を視野に捜査を始めた。

 沼津市に15日に匿名で相談があった。20日に調査に入った県によると、9月28日に職員が院内の個室で患者を殴ったり蹴ったりする様子がカメラ映像に残っていたという。また同月8日には別の職員が、別の患者を車椅子ごと転倒させる様子も確認された。職員はそれぞれ病院の聞き取りに対して、「患者に注意をするため」「患者同士のいざこざを制止するため」と説明したという。2人は10月に退職した。

 加藤政利院長は「暴行事件が発生した事実を重く受け止め、二度と同様の事態が発生しないよう、再発防止に努めて参ります」とコメントを出した。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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