迷子になっていた3歳児を、自転車ロードレースのプロチーム・宇都宮ブリッツェンの育成チーム「ブラウ・ブリッツェン」所属の中3生が保護した。宇都宮中央署(岡広志署長)が7日、感謝状を贈った。
保護したのは宇都宮市元今泉7丁目の浅野涼太さん(15)=同市立泉が丘中3年。昨年12月26日正午ごろ、サイクリングトレーニングの帰り道、県道の中央に1人で立っている男児を見つけた。行き交う車が立ち往生しており、「自分が行くしかない。助けなければ」と考え、自転車を降りて男児の手を取ったという。すぐに携帯電話で110番通報し、警察官が駆けつけた。男児は元気そうな様子で、約1時間後、保護者のもとに戻ったという。「とにかく無事に帰ってほしいという思いだった。本当に安心しました」
小4から本格的にサイクリングを始めた。将来の夢は競輪選手。父親の浩司さん(43)は「男の子をスルーせず、声をかけてくれてよかった。これからも小さなことを見逃さない人間であってほしい」と話した。(平賀拓史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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