秋篠宮家の長女眞子さま(29)と小室圭さん(30)の結婚をめぐり、眞子さまの苦しみに思いを寄せる女性が多い――。作家の北原みのりさんはそう指摘し、皇室と日本社会のあり方に危機感を募らせる。その理由や、今回の結婚を通して見えてきた皇室の姿について話を聞いた。
◇
皇室の女性がこれほど人権侵害をされていいのか。眞子さまと小室圭さんの結婚をめぐる動きの中で、怖さを感じています。
そして、そんな眞子さまを応援する女性が実はすごく多い。人ごとじゃないってところがあるからだと思います。
「結婚しないと家の外には出られない」と感じている女性はたくさんいます。「女の子がひとり暮らしをするなんてとんでもない」「親が認める相手としか結婚しちゃいけない」という価値観はまだまだ根深い。女性の人生に対する「家族」や「家」の拘束力はいまだに強いです。
脅しとは思えない「生きていくために必要な選択」
フェミニストの正論としては「結婚制度なんて」といいますが、まず結婚しなければ娘というポジションを一生強いられる現実があります。いつ自分の人生を始められるのか、という不安や恐怖。だから眞子さまの気持ちに思いをはせ、女性たちは自分の状況を重ねるのです。
眞子さまと小室圭さんが今月26日、結婚します。結婚をめぐる動きの中で見えてきたものとは何か。記事の後半では北原さんが、「皇室の中にいる女性の人権」について語ります。
眞子さまが昨年11月、小室…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment