小西良昭、小松万希子、権敬淑
冬型の気圧配置の影響で、京都府内や近畿北部は21日午前、雪に見舞われた。京都市と亀岡市には大雪警報が出され、京都市内は午前10時時点で積雪14センチを記録。京都地方気象台によると、同市内では1月として2017年以来の積雪量で、1953年以降、歴代5番目に多かったという。
まだ人の少ない早朝の嵐山・渡月橋(京都市右京区)周辺では、雪の白さが際立つ山水画のような風景が広がった。世界遺産・平等院(宇治市)では、国宝の鳳凰(ほうおう)堂と屋根にある鳳凰も雪をかぶった。参拝者は幻想的な光景にカメラや携帯電話を向けていた。寺によると、本格的な積雪は年に一度あるかないかの珍しい光景という。
降雪が通勤・通学の時間帯に重なった京都市内では、雪で足を滑らせる人や、街路の植え込みに積もった雪をすくって投げ合いながら登校する子どもたちの姿が見られた。
京都市災害対策本部によれば21日午後3時までに、歩行中やバイクを運転中に滑って転び、4人が軽傷を負ったという。また、京都市東山区で停車中の市バスに転倒したバイクが接触する事故があったほか、左京区で延べ約1470軒が一時的に停電した。(小西良昭、小松万希子、権敬淑)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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