東京五輪・パラリンピックの事前キャンプで等々力陸上競技場(川崎市中原区)のロビーを訪れる英国代表チームの選手たちを、季節外れの桜が出迎えている。地元の生け花作家が開発したものが、最高のタイミングで出番を迎えた。
川崎市宮前区の生け花作家、名古屋徹さん(59)の庭には、名古屋さんが「花が喜ぶ部屋」と名付けた大きな「箱」が置かれている。30平方メートルほどで高さは4~5メートル。扉を開けると、ひんやりとした部屋の中で、2~3メートルほどの枝が数十本、壁に立てかけられていた。ところどころに、濃いピンク色の桜の花。
名古屋さんは生け花に使う花を自ら育てている。「トウカイザクラを改良したもの。市内と横浜市にあるうちの農場で、昨年12月ごろに切り出しました」
屋外で満開になるのは3月上…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル