本田大次郎
北海道内各地で30度を超える真夏日となった10日、北海道の大雪山系・黒岳の中腹で、チシマザクラが4分咲きとなり、山はやっと遅い春を迎えた。
この日正午、黒岳ロープウェイの五合目駅(標高1300メートル)での気温は18度。近くの展望台では、「日本一遅咲きの桜」をうたうチシマザクラが、7日に開花し、残雪を抱いた山々を背景に、一気に花をほころばせていた。
駅周辺では、高山植物のキバナシャクナゲも一斉に咲き始めた。黒岳ロープウェイの担当者は「鮮やかな新緑とチシマザクラを一緒に楽しめる季節」と話している。(本田大次郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル