渡辺元史
奈良市で開かれている全国知事会に出席している知事ら21人が28日早朝、安倍晋三元首相が演説中に銃撃され死亡した市内の現場を訪れ、黙禱(もくとう)した。交通や会議日程への影響を考え、人通りが少ない時間に訪れた。
知事らは、全国知事会会長の平井伸治・鳥取県知事の呼びかけで現場の近鉄大和西大寺(やまとさいだいじ)駅前を訪れた。
現場から約10メートル離れた歩道に立ち、安倍氏が倒れたガードレールで囲まれた場所に向かって約30秒、黙禱した。平井氏は取材に「心からご冥福をお祈り申し上げたい」と述べ、「警護というものに再検討が必要だと思う」と話した。
全国知事会は3年ぶりに対面形式で開かれている。29日までの期間中、大阪・関西万博などについて意見交換をするという。(渡辺元史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル