北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、沈んだ船の内部を撮影した水中カメラが船体内に取り残され、回収不能となっていることが5日、分かった。行方不明者12人の捜索に当たっている第1管区海上保安本部が明らかにした。
1管本部によると、水中カメラは洋上の母船から海中に投入され、接続されたケーブルを使って遠隔操作する。水深約120メートルの海底に沈んだ観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の船内の撮影は、北海道警のカメラが3日午後に初めて成功し、4日に写真10枚を公開していた。
その道警のカメラは3日の撮影後に船体内部の捜索を続けていたところ、何らかの原因で動けなくなった。何かに引っかかった可能性があるという。ケーブルは切断され、カメラは船室の出入り口付近に取り残されているとみられる。
水中カメラによる捜索は、4…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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