知床観光船事故、新たに骨片15個発見 交通系ICも 1管本部捜索

鈴木剛志

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(北海道小樽市)は4日、知床半島西側で集中捜索を実施し、骨片15個と行方不明者の名前が記載された交通系ICカードを発見したと発表した。骨片は今後、DNA型鑑定を行い、行方不明の乗客かどうか調べる。

 1管によると、知床半島の先端に近く、これまで遺体や骨片が見つかっている「文吉湾」と「啓吉湾」の間で骨片を発見。ICカードは啓吉湾で見つかったという。

 事故は4月23日に発生。乗客・乗員計26人のうち、これまでに乗客17人と乗員2人の死亡が確認されたが、なお乗客7人が行方不明になっている。(鈴木剛志)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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