北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故から2週間が過ぎた。ゴールデンウィーク最終日の8日、遺体安置所となった斜里町の体育館には各地から多くの人が訪れ、献花台に花を手向けていた。「ご家族の気持ちが少しでも和らげば」。そんな思いが込められ、届けられた花束は500を超えたという。
「一人一人の人生にこれから楽しいことがいっぱいあったはず」
函館市の岸田早苗さん(75)は8日午前、同町ウトロに住む息子と献花台を訪れた。「(行方不明の)残り12人を早く家族の元へ帰してほしい」
北見市の東野(とうの)宏明さん(61)は、普段は航空機の整備士として働いているという。この日は献花台に花を供え、「観光船もお客様の命を預かる仕事。ずさんな管理はあってはならない」と怒りをにじませた。
東京から観光で来た男性(3…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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