北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、海上保安庁などは4日、行方が分かっていない12人の捜索を続けている。ただ、現場海域の波が高く、水深約120メートルの海底に沈んでいる船の水中カメラによる捜索を試みたが、いったん中止された。
第1管区海上保安本部(小樽市)によると、行方不明者の捜索は海保と海上自衛隊、北海道警が続けている。4日朝の現場の波高は2メートルでやや高いという。
海自が午前11時までに、洋上から水中カメラによるカズワンの沈没地点周辺や船内の捜索を試みたが、中止した。水中カメラを保有する海保と道警とともに、同日午後に捜索できるか調整している。
水中カメラによる捜索は、4月29日に海底で船体が発見されて以降続いているが、視界の悪さや速い潮流が支障となり、行方不明者につながる大きな手がかりは見つかっていない。ただ、今月3日に道警のカメラが初めて船内への進入に成功した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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