石川などで断水計7万2千戸 給水車を追加派遣 被害把握に時間

 最大震度7を観測した能登半島地震で、水道への被害が続いている。6日時点で、石川県など3県で計約7万2千戸が断水した状態だ。厚生労働省は6日から給水車の派遣を増強。日本水道協会の支援を受け、現在派遣している45台に加え、新たに37台を順次、追加で現地に送る。

 復旧の見通しについて、厚労省は被災地での道路状況が改善しておらず「水道施設の被害をすべて把握できていない」としまだ時間がかかりそうだとする。

 厚労省によると、地震により3県で最大計約12万戸以上で断水が発生。一部は解消したが、6日朝時点で石川県で約6万6千戸、富山県で5640戸、新潟県で151戸が断水となっている。特に被害が大きい石川県では、南部では解消しつつあるが、中能登町以北では断水の状況は改善されていない。また、治療などで大量の水を必要とする医療機関では、石川県で11、富山県で3医療機関が断水している。

 地震による断水には、取水や浄水、配水施設の損傷のほか、道路の崩落・陥没などによる水道管の破損といった様々な原因がある。

 これら施設の被災状況を現地で確認し、補修・復旧を図る必要がある。厚労省によると、地震による道路の寸断などで確認に時間がかかっているという。

 国土交通省によると、石川県…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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