石川県の馳浩知事が石川テレビ(フジテレビ系列)に対し、プロレスイベントに参加した際の映像提供を拒否した問題で、同社は3日、その理由を問うた質問状を撤回し、謝罪したと発表した。「私的な映像の場合、権利者に提供の可否を判断する権限がある」として、質問そのものが不適切だったと判断したという。
プロレス映像提供の拒否をめぐっては、1月27日の馳知事の定例会見で、石川テレビの記者が、同16日付で同社が提出した質問状の回答を求めた。
馳氏は、同社制作で、昨年10月に公開されたドキュメンタリー映画「裸のムラ」で、馳知事や県職員の映像が無断で使用されたことなどを拒否の理由に挙げ、「肖像権の取り扱いについて、倫理的に納得できていない」としていた。
馳知事の発言を受け、石川テ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル