石川県珠洲(すず)市に設置されている気象庁の地震計で、2日から観測した地震波のデータを送れなくなる不具合が起きていることが分かった。同庁によると、同市付近を震源とする地震が起きた場合、緊急地震速報が最大で6秒程度遅れる可能性があるという。
地震計は、地震の初期に発生する微動(P波)を観測する装置。気象庁がそのデータを受信し、後に来る強い揺れ(S波)を緊急地震速報として発表している。
同庁地震津波監視課によると、地震波の観測はできているものの、データがたびたび届かない状態だという。詳しい原因は分かっていないものの、1日に最大震度7を観測した能登半島地震やその後の地震の影響とみられる。これまでの緊急地震速報に影響があったかは分からないという。今後職員を派遣して調べる。(大山稜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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