不正送金された会社の資金が50億円以上増えて戻ってきた――。ソニー生命保険の子会社の口座から約168億円を不正送金したとして、詐欺罪などに問われた元社員の裁判で、同社幹部が法廷に出廷し、こう証言した。被害金の回収の際、何があったのか。
起訴されているのはソニー生命の元社員・石井伶被告(33)。検察側によると、2021年5月、業務上の正規の資金移動を装い、英領バミューダ諸島にあった同社の子会社「SAリインシュアランス」(SA社)の口座から、別の米銀行の口座に約1億5493万米ドル(約168億円)を不正に送金し、全額を暗号資産「ビットコイン」に交換したとされる。
東京地裁で6月に始まった公判で石井被告は起訴内容を認め、「眠っている会社の資金を投資して有効活用し、利益が出た段階で会社に全額返還するつもりだった。その上で示談交渉し、利益の一部をもらいたいと思っていた」と動機を語った。
イーロン・マスク氏の発言で
被告は、ハワイ大学でファイナンスや国際ビジネスを専攻し、大学時代も株式投資をしていた。
13年にソニー生命に入社後…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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