神奈川新聞社は29日、統合編集局の30代の記者が読者から寄せられた情報を第三者に漏らす情報漏洩(ろうえい)があったと発表した。
同社によると、県内のある飲食店を紹介した記事について、4月26日に読者から「店は紙面で紹介するにはふさわしくない」との指摘が同社に寄せられた。指摘を知った記者は、飲食店経営者が自身の家族だったことから家族に伝え、家族は同社に指摘があったことを自身と店のSNSに投稿。指摘した読者がこの投稿を目にし、同社に送ったはずの指摘が店に伝わってしまっていると4月28日に連絡があった。5月2日、記者に確認し、情報漏洩を認めたという。同社はこの読者に謝罪、家族の投稿は削除された。
同社の秋山理砂統合編集局長は「寄せられた情報は神奈川新聞の言論、報道のみに利用し、第三者への漏洩は決して認められない。関係者と読者のみなさんに深くおわびする」とコメント。再発防止に努め、記者に対しては社内ルールに基づき厳正に対処するとしている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル